猫にトイレをしつける
国内の猫や海外からも多種多様な猫が輸入され、今では、多くの人がペットに猫を迎えている人が多いようです。
アパートやマンションで、猫を飼うことができない人の場合には、猫カフェなどで猫との時間を楽しんでいる人も年々増加傾向にあります。
猫はいぬほど手がかかりませんし、無邪気な仕草や動きは見ているだけで本当に癒しを与えてくれますよね。
愛くるしい目で見つめられるとその日の疲れを癒してくれるでしょう。
しかし実際に猫を飼うとなると現実は、そう甘くはありません。
猫は、ただ可愛いだけでは、生活を共にすることはできないからです。
自分の猫がすごく可愛いと思うのであれば、一緒に生活するための最低限のルールを教える必要があります。
可愛いだけで甘やかしてばかりいると、猫はやりたい放題の生活を送り、次第に人間はストレスを抱えるようになるでしょう。
可愛い猫といつまでも仲良く生活をしたいのであれば、時には叱ったり、怒鳴ったりしてしつけをする必要があります。
イタズラ好きの猫ですが、猫を飼うにあたって最も心配なのは、トイレです。
室内犬や猫の場合には、まずトイレを教えなければなりません。
屋外であれば万が一粗相をしても、すぐに片づけを行えば、問題はありませんが、室内の場合にトイレ以外の場所で粗相をしてしまったら、家の中は、人間が生活できるような状況ではなく、毎日ストレスを感じるようになります。
猫にトイレを教えるためには、とにかくトレーニングを何度も何度も繰り返す必要があります。
人間の子どもと同じようにトイレのたびに何度もトレーニングをしなければなりません。
子猫のうちにしっかりとトイレを教えておくと大人になるまでには、所定の位置でトイレが出来るようになりますので、家中が汚くなることもそのせいでストレスを抱えなくても良くなります。
トイレをしつけができない場合には、あっちこっちに好き勝手におしっこをしてしまいますので、衛生が悪く、掃除のたびにイライライさせられてしまうでしょう。
特に猫のおしっこは、匂いがきつく、所定の位置ではない場所でしてしまうと、家具やジュータンに匂いがしみつき、衣服にも知らずと匂いがついてしまいます。
猫を飼っている場合、猫にトイレのトレーニングをしていない場合には、家中がおしっこの匂いで充満してしまいます。
せっかく愛くるしい猫との生活を始めても、おしっこの匂いが部屋中に染み付いてしまうと、友達や彼を自宅に招待できませんし、なにより衛生面に良くありません。
猫にトイレを教えなければ、生活をともにすることはとてもむずかしいと思います。
そのため猫をペットとして迎え入れる場合には、必ずトイレを教える必要があります。
猫にトイレを教えるために、タイミングがとても重要となります。
なぜなら、猫がおしっこをしたくもないのに、トイレの位置を無理やり教えようとしても、猫には、理解できずに困ってしまうでしょう。
猫のトイレを教えたい場合には、しつけをするタイミングに注意をする必要があります。
可愛いい猫との生活をスムーズに始めたい場合には、まずトイレをしっかりと躾けましょう。
猫にトイレを教えるタイミングは、ねこがおしっこを従っているまさにその瞬間です。
猫はトイレをする直前に、ある行動を起こします。
それは、部屋中のにおいを嗅ぎまわったり、そわそわして行動が落ち着かなくなった場合には、おしっこを従っている合図と言ってもいいでしょう。
更に砂を掘っているような仕草をした場合には、猫はトイレを従っている合図になりますので、そのタイミングをしっかりと見極めて、トイレまで連れて行って挙げましょう。
それを繰り返し行なっていると猫は自然とトイレの場所がわかるようになります。
何度も何度も繰り返し根気強く実行することで、猫は自分がすべきトイレの位置を徐々に理解してきますので、いつの間にか自分からトイレでおしっこやうんちを行うようになるでしょう。
トイレをしつける時のポイントですが、予め準備しておいた猫用のトイレに、一度猫のおしっこの匂いがするティッシュなどをトイレに入れておくと、猫は、その匂いを感じ取り、そこがトイレだと認識するようになります。
猫や犬は、同じ場所でトイレをする習慣がありますが、同じにおいがするところを選んでいる傾向にありますので、臭い付けは効果的です。
家の中で猫のトイレを設置する場所は、人通りの良い場所や賑やかな場所には、おかず、できるだけ目立たないような場所を選ぶようにしてください。
おちついてできるような環境を作ることもまた重要なことなのです。
猫のトイレをどこに置くのか決めたらその場所
時間をかけてせっかく覚えた場所なのに、何度も場所を変更されたら、猫だって頭が混乱してしまうと思います。
ですから猫のトイレの置き場所を決めたら、そこから動かさないようにしましょう。
その他にも猫は、小さいうちにトイレをしつけたほうがいいと言われていますので、小さいうちにしっかりとトイレを躾けるようにしましょう。
根気強く、トイレを教えているうちに、自分でおしっこがしたくなったら、ちゃんとトイレの場所にいって用を済ませるようになります。
キメられた場所にあるトイレで用を済ませると、そのあとは、前足で砂を返し、おしっこや汚物を隠すような仕草をします。
トイレのしつけがしっかりとされている猫は、このように粗相をすることなく、決まった場所でトイレが出来るようになります。
ただ日頃しつけのいい猫が、時々決められたトイレとは全く違った場所でおしっこをしてしまうことがあります。
絨毯や畳、お布団の上やソファの裏、キッチンやカーテンといった場所に、過っておしっこをしてしまう時があります。
トイレではない場所でおしっこをされると、頭に血がのぼり、思わず大声を張り上げたり、猫を叩いたりする人もいますが、それはしないほうがいいと言われています。
それでトイレの粗相が治ればいいのですが、猫は、なぜ怒られているのか理解できないことがあります。
毎日決められた場所でちゃんとおトイレができていたにも関わらず、別の場所におしっこをした場合には、体調が悪かったり、毎日のトイレのしつけにストレスを抱えている可能性もあります。
ですからいつもとは違った行動を過ってしてしまう場合があります。
その時に怒鳴りつけたり、叩いたりするとさらに強いストレスを感じてしまうケースがあり、ひどい場合には、おしっこが全く出なくなってしまう事もあります。
しつけと称して怒鳴りつけたり、叩いたりしている人もいますが、人間同様に、毎日毎日怒鳴られていると猫もストレスを溜め込んでしまいますので、病気になったり、何をいってもしつけのできないペットになってしまう可能性もあります。
猫をペットとして家庭に迎え入れた時には、ただ可愛がるばかりではなく、しつけをしなければなりません。
悪い時には、ちゃんと悪いことをしたということをしつけなければ一緒に生活することが難しくなります。
ただ叱りつけるだけでは猫は理解してくれませんので、なぜトイレ以外の場所でおしっこをしてしまうのかを飼い主は考える必要があります。
猫がトイレ以外でおしっこや粗相をする場合で最も多い原因の一つにトイレ自体が汚れている可能性が高くなります。
飼い主が一切トイレの掃除をせず、オシッコやうんちがそのまま残されていると猫は気持よくトイレを利用する事ができません。
そのためトイレ以外の場所を探し、室内でオシッコをするようになるのです。
これは猫を責めるわけにはいきませんよね。
人間だって汚いトイレでは安心して用をたすことはできないのは当然です。
このような場合には、トイレをしつける前にまず飼い主が注意をする必要があります。
猫を飼うと決めたのであれば、猫の立場になって見るといいでしょう。
こまめにトイレを掃除するようなことができない人は、猫を飼う資格は無いということです。
猫は意外ときれい好きで、トイレは常に綺麗にしておかなければなりません。
その他にも猫のトイレのにおいが嫌だからといって、消臭剤をたくさん吹きかける人がいますがこれも猫が室内の至るところにオシッコをしてしまう原因の一つです。
オシッコ以外の匂いがすると、もはやトイレだと認識することは難しく、人間よりもはるかに嗅覚が発達している猫にとっては苦痛のなにものでもありません。
トイレを使用するどころか近づくことさえ嫌がるようになるかもしれませんね。
トイレのにおいを消すために使用する消臭スプレーは人間のわがままでしかありませんので、かけすぎたり匂いが強烈なものを使用することは避けるようにしましょう。
その他にも猫のトイレに使用する砂を、別のペーパーシートを使用しているおたくもあるようですが、猫は本来砂の上でオシッコをしたがるものです。
砂かきをしながらオシッコをするのが猫のトイレのスタイルになりますので、砂以外のものを使用しているとトイレを嫌うようになると考えられます。
トイレは本来の砂を使用できるように心がけ、万が一砂が準備出来ない場合には、砂かきが出来るように木製の代用砂などを利用し工夫してみるといいでしょう。
猫にトイレをしつけるために色々な方法
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